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今、どこにいっても薄暗い。今は気が張っているからいいだろうが、うつ病が増えないか心配になるレベルだ。実際、間接照明のヨーロッパやアメリカでは、冬場だけうつになる季節うつ病が多く、光療法が当たり前に行われている。自殺が1割増えても3000人になる。確かに地震で2万人以上が亡くなったようだから大した数字でないと思うかもしれないが、やはり大した数字だ。

夏の電力不足で冷房が自粛になったり、計画停電で冷房が使えないと、いちばん弱るのはお年寄りだそうだ。

たまたま、本日、尊敬する高齢者の専門医の方と雑談していたら、熱射病で死ぬのはもちろんのことだが、冷房が普及する前は、高齢者がかなりの数で夏場に食欲が落ちて亡くなっていたそうだ。

昭和50年代くらいまでは、そんなことが当たり前にあった。今や生活保護の人でも夏場のエアコン使用が公認されているが、その頃は認められていなかった。

寒いので死ぬことは、着こんでいたりすると意外に少ないが、暑いので死ぬのは、ちょっと前のヨーロッパ(冷房が普及していない)をみても明らかだ。

その医師は、「弱いお年寄りが亡くなる分には厚生労働省は歓迎なのだろうけど」と言った。

実際、尊厳死とか自然死ということばが大手を振っている。

たとえば、胃ろうを作って、自然に亡くなる命を長らえさせることにも批判がでている。「ところが」とその先生が言う。「そういう人たちは、胃ろうを作ると何年も生きると言って批判している」と批判する。確かにそうだ。胃から栄養が入れば、何年も生きられる人を、自発呼吸もしていて、意識もはっきりしている人を飢えさせて殺すのが自然死なのか?

自然死というのなら、もともと医療を受けなければいい、血圧の薬も与え、さまざまな形で医療を与え、不自然な形で生きさせておいて、最後だけ自然にというほうが不自然死だという先生の批判は私もそう思う。

話はそれたが、夏場にお年寄りが当たり前に死ぬより、あるいは貧しい人が淘汰されるより、東京に原発を立てるほうがましだと私は思う。

1 year ago

March 25, 2011